書籍「不動産投資の嘘と真実 」2018年3月1日発売!!
不動産会社や金融機関がグルになって個人投資家を罠にはめる!?
不動産投資で大損しないために知っておくべき嘘と真実
「なにもしなくても簡単に儲かる」「年収300万円から始められる」
近年活況をみせる不動産投資でそんな噂をよく聞きます。
しかし、不動産投資が事業である以上、ある程度の資金や戦略なしに儲けが出ることなどあり得ません。
実際、多くの個人投資家が不動産投資に参入しましたが、そのなかで利益を出せている人はごくわずかです。
なぜ、多くの人が失敗してしまうのか――。
そこには不動産会社と金融機関が公にしない「嘘」が隠れているからです。
そこで本書では、投資の素人である個人投資家を罠にはめる不動産投資の「嘘」を明らかにし、
「真」に儲けを生み出す投資モデルを紹介します。
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序文「はじめに」より
不動産投資で素人がもうけを生むのは至難の業です。
にもかかわらず、ちまたには
「なにもしないでも簡単に儲かる」
「年収300万円のサラリーマンでもOK」
「資産を作ればアーリーリタイアも」
などと威勢のいいことが書かれた書籍やサイトが溢れており、その甘い言葉に釣られて不動産投資を始める人があとを絶ちません。日銀が2017年2月に発表した「貸出先別貸出金」によると、2016年の金融機関による不動産投資は前年を15.2%上回る12兆2806億円でした。個人の不動産投資も活発で、2016年の個人向け新規貸し出しは前年に比べて2割近くも多い17兆7119億円にのぼっています。
このような甘い言葉はもちろん嘘で、アマチュアである一般の投資家が「損するシナリオが用意されている」というのが真実です。
シナリオを書くのは不動産のプロフェッショナルである不動産事業者や、銀行などの金融機関であり、海千山千の彼らはなにも知らない素人を不動産投資の世界にひきずり込んで、食い物にしているのです。
例えば新築ワンルームマンションの売価には原価と同じくらいの利益がのせられています。この利幅の大きい物件を買わせるため、彼らは「ローンを組んで購入すれば、手出しゼロで資産を作れる」とうたい、キャッシュフローが黒字で回るシミュレーションを作成して、個人投資家を説得して売りつけます。
しかしながら、そのシミュレーションには諸経費や空室リスク、家賃下落リスクなどが計上されていないことが少なくありません。
そのため購入後はキャッシュフローが回らず、本業の収入で穴埋めせざるを得なくなります。そして手出しが増え続け、個人投資家がギブアップしそうになったところで、不動産業者は自社の息がかかった別会社にその物件を安値で買わせるのです。買い取った物件はリフォームをかけて、再度別の個人投資家に売りつける・・。このサイクルでボロ儲けしている不動産会社はこの業界では珍しい存在ではありません。
彼らに取り込まれてしまった投資家は生かさぬように殺さぬようにうまくコントロールされたまま、ジワジワと資産を絞り取られていきます。
一方で誰もがいいという都心の優良物件は高くて手が出せないし、手頃な価格の区分所有は1戸や2戸を所有したところでほとんど利益が出ないという問題もあります。安価で表面利回りの高さが魅力の地方物件は残念ながら入居者が付かない・・。成功しそうなスキームも実は八方塞がり。多くの人がこぞって不動産投資の世界になだれ込んでいる状況ですが、個人投資家のほとんどは利益を上げるどころかジリ貧状態に陥ってしまいます。
一見儲かりそうな物件は不動産事業者や銀行の罠・・。おまけに都心の優良物件は高すぎて手が出せず、かといって手頃な区分所有や地方の物件は儲からない。では、もう個人投資家が不動産投資を成功させることは不可能なのでしょうか。
私は「不動産投資は決して不労所得ではない」という考えのもと、これまで数々の投資家の資産形成をサポートしてきました。面接を通して、本業の収入などはもちろん、不動産投資に対する姿勢を確認し「利益を上げられる」と判断できた人にのみ、確実に収益を上げられる「マトモな投資モデル」とお教えしています。
(中略)
本書には、業者が個人投資家をだますために出回る「嘘」の情報と確実に収益を上げられる「真」の投資モデルを記しました。本書を読めば不動産投資業界でだまされないための知識が身に付き、どのような不動産投資を行えば十分な利益を上げられるのかを明確に理解できるでしょう。その結果、不動産投資の失敗を避けて、効率的かつ安定的にもうけを出せるようになるのです。
本書により不動産投資での不幸が少しでも減少し、確実に利益を上げられる人が一人でも多く現れるよう願ってやみません。